就労移行支援に通う期間は原則最大2年間
就労移行支援の利用期間は原則、最大で2年間です。パスセンターでは、期間内に就職できるよう、個別の支援計画に沿って就職準備を進めます。市区町村の判断で期間が延びることができるケースもありますが、期限内での就職を目指すことが大切です。
パスセンターに通う利用者さんの通所期間の割合
パスセンターの利用者さんの通所期間は、平均で約1年3か月です。短期間で就職が決まる方もいれば、基礎的な生活リズムや就労スキルの習得、職場実習などを経て1年以上通う方もいます。割合としては、6か月以内が約2割、6か月~1年が約3割、1年~2年が約4割、2年以上が約1割となっており、それぞれの状況や目標に応じた期間で支援を行っています。

どのくらいの頻度で通うべき?
通所の日数や時間は、体調や就職準備の進み具合に合わせて少しずつ増やしていきます。利用開始時は無理のないペースから始め、生活リズムや体力が安定してきたら、週4〜5日程度の通所を目指します。最終的には就職後の勤務に近い形で通えるようになることが理想です。パスセンターでは、一人ひとりの計画に沿って通所日数を調整し、安定した就労につながるようサポートしています。
パスセンターに通う利用者さんの通所頻度
パスセンターの利用者さんは、利用開始初期は週2~3日程度から始める方が多いですが、生活リズムや体力が整っている方は最初から週5日通所する方もいます。通所を続けながら日数や時間を増やし、週4~5日通えるようにしていきます。現在の利用者さんは、週5日通所が約6割、週4日が約3割、週3日以下が約2割程度です。就職後の勤務形態に近づけることで、安定した通所習慣の定着を支援しています。

就労移行支援を2年間過ぎてしまったらどうなるの?
就労移行支援の利用期間は原則2年間です。期間を過ぎても就労に向けた支援が必要と市区町村に認められた場合は、延長できることもあります。延長が難しい場合でも、就労継続支援など他の福祉サービスへ移行して、就労準備を続けることができます。パスセンターでは、ほとんどの方が2年以内に就職されています。
2年以内に就職するにはどうすればよい?
安定した通所習慣をつくることが、就職への第一歩です。週2〜3日から始め、体力や生活リズムを整えながら週5日勤務に近づけていきます。 パスセンターでは、支援員と就職時期の目標を共有し、希望職種に必要なスキルを計画的に学習。職場実習で適性を確認し、自己分析を進めながら履歴書作成や面接練習にも取り組みます。求人探しから応募までをスムーズに進め、一歩一歩着実に就職へ近づきます。